21年の首都圏中古マンション、成約価格は9年連続上昇

(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は1月21日、首都圏における2021年(2021年1~12月)の不動産流通市場の動向を発表した。

それによると、2021年の首都圏中古マンション成約件数は前年比+11.1%の3万9,812件となり、2年ぶりに前年を上回った。また、2019年の3万8,109件を超えて過去最高となった。成約物件の1m2当たり単価は、首都圏平均で同+8.4%の59.81万円と9年連続上昇。成約物件価格も同+7.5%の3,869万円となり、1m2当たり単価と同様に9年連続で上昇した。平均専有面積は同-0.9%の64.68m2と2年ぶりに縮小。平均築年数は22.67年(前年21.99年)で経年化が進んでいる。

中古戸建においては、2021年の首都圏での成約件数は同+17.1%の1万5,436件と3年連続で前年を上回り、2020年の1万3,348件を超えて過去最高を更新した。成約物件価格は首都圏平均で同+10.5%の3,451万円と3年ぶりに前年を上回った。平均土地面積は同-2.8%の143.77m2、建物面積は同-1.0%の104.25m2と縮小した。平均築年数は21.20年となり、前年(21.62年)と比べると築浅にシフトしている。

また、2021年における首都圏新築戸建の成約件数は、同-17.4%の4,972件と3年ぶりに前年を下回った。成約物件価格は首都圏平均で同+11.6%の3,902万円と2年ぶりに前年を上回った。土地面積は同-1.3%の121.18m2、建物面積は同-0.6%の97.56m2と縮小している。

ニュース情報元:東日本レインズ

引用元: suumo.jp/journal