(Jタウンネットより)
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2016年4月5日放送で廃館も危ぶまれた竹島水族館の大逆転の秘密を紹介していました。かつてはいつでも「貸切状態」だったことも
蒲郡市の竹島水族館は取材の日、たくさんの家族連れで大賑わいでした。しかし一時は廃館も危ぶまれていたとのこと。
こちらは今から半世紀以上前の1962年に、現在の場所へ移転オープンしました。
1980年代後半のバブル景気と、全国的な水族館ブームに乗り1991年には入館者29.7万人を記録しましたが、その後は右肩下がり。
2005年には12.3万人にまで減少しました。小林龍二館長は「昔は貸切状態でした」と言います。
市の管轄する施設のため税金も使われており、「なくてもよいのでは?」と言われたこともあったとのこと。
奇跡の回復の秘密とは?
そんな廃館の危機から昨年度の入館者数は34万人を超え、24年ぶりに最高記録を更新しました。
今から5年ほど前から、もっと魅力的な水族館にしようと考えてきたそうです。
その起爆剤となったのが、現在一番人気の「タッチプール」。こちらには110種類以上の深海生物がおり、日本一の種類の多さとのこと。
それがただ展示しているだけではなく、タッチプールで触ることができるのです。中でも目玉は世界最大の甲殻類の「タカアシガニ」で、直接触ることができるのはここだけなんだとか。
なかなか触れない生物ばかりで、子供だけではなく大人も一緒に大興奮だそうですよ。
ユーモア&アイデアあふれる館内
こちらはお金をかけずに、楽しんでもらえるアイデアがもりだくさん。
その一つが手作りの解説ポップで、履歴書ならぬ「魚歴書」です。内容もスタッフの方が頭をひねり、手作りしているんだそう。
例えばライオンフィッシュとも呼ばれる特徴的な背びれをもつ「ミノカサゴ」の魚歴書を見ると、「氏名:ミノカサゴ幸子」と書いてあります。
特徴的な背びれが某歌手の幸子さんの紅白歌合戦の衣装を思わせるとのことで、その名がついたのだとか。他にも「漁師さんにスカウトされて、ここ竹島水族館に来ました」など、思わずクスっとしてしまうような解説も。
昔はちゃんと業者さんに作ってもらっていたそうですが、客足が入らない時代で予算がなかったこと、あまり真面目なことを書いてもお客さんに見てもらえないことから、現在のようになったそうです。
現在ではこのポップが話題になるほどの人気だそうで、貸切状態しか知らない私もまた行きたくなりました。(ライター:神谷祐美)
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