東京都区市町村「いい地盤ランキング」、1位は「国分寺市」

それによると、東京都区市町村（島しょ部を除く）で1位となったのは「国分寺市」で86.68点。市域の大部分を占める高台上の平坦地である武蔵野台地と、国分寺崖線を境に一段低い立川台地など、大部分が平坦で安定した地域であることから東京都1位となった。

2位は「西多摩郡瑞穂町」（86.33点）。町の大半が武蔵野台地の北西端に位置しており、一部の人工造成地を除き、洪積層の良好地盤が多い。3位は「小平市」（86.05点）。地形が平坦（たいら）だったことから市名が名付けられたことからもわかる通り、武蔵野台地の平坦な土地が大部分であることから上位のスコアとなった。

23区のみに絞ると、1位は「練馬区」（80.59点、東京都16位）。30～40m程度の起伏の少ない武蔵野台地上にあり、川沿いの人工造成地を除いてはほぼ安全な場所が多い。

2位は「杉並区」（77.32点、東京都23位）。武蔵野台地中央部に位置しており、区の大半は台地面で占められているものの、台地を削る小さい河川（妙正寺川・善福寺川・神田川）の谷底低地では注意を要する場合がある。

3位は「豊島区」（74.90点、東京都28位）。豊島区は、北を荒川、南を多摩川にはさまれた武蔵野台地の東部に位置している。海抜8mから36m程度との台地と谷による変化に富んだ地形で、23区の中では上位にくいこんだ。

ニュース情報元：地盤ネット（株）