首都圏の一戸建て価格、マンションと比べ安定推移

(株)東京カンテイはこのたび、一戸建て住宅の新築・中古市場動向を総括した「一戸建て住宅データ白書 2017」を発表した。

調査対象は、敷地面積50m2~300m2、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内、木造であり土地・建物ともに所有権の物件。

それによると、新築一戸建ては、2017年に全国で11万6,287戸分譲された。2016年の10万9,043戸と比べ+6.6%増加している。首都圏は6万1,272戸分譲され、前年比+6.9%の増加。中古一戸建においては、2017年に全国で6万8,342戸流通し、2016年の6万5,089戸と比べ+5.0%増加した。首都圏では2017年に2万7,197戸が流通し、2016年の2万5,824戸と比べ+5.3%増加している。

2017年・首都圏における新築一戸建て住宅の一戸平均価格は3,999万円、2016年の3,949万円と比べ+1.3%上昇した。首都圏の新築マンション一戸平均価格は、2017年に5,544万円で前年比+9.0%上昇したことと比較すると、一戸建て価格は極めて安定推移していると言える。平均土地面積は前年比+0.6%の115.5m2、平均建物面積は+0.1%の98.8m2と、ともにほぼ変動していない。

また、2017年・首都圏における中古一戸建て住宅の一戸平均価格は3,337万円、2016年の3,298万円と比べ+1.2%の上昇。首都圏の中古マンション一戸平均価格は3,257万円で、+3.2%上昇したことと比べると、新築と同様に中古一戸建て価格も安定推移している。平均土地面積は前年比-0.7%の130.7m2、平均建物面積は-0.3%の101.1m2と、それぞれ僅かに縮小した。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

引用元: suumo.jp/journal

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