注文住宅建築者、建築費用は全国平均2,879万円

(株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、注文住宅の建築者・検討者を対象に「2020年 注文住宅動向・トレンド調査」を行った。

調査は2020年7月31日~8月11日にインターネットで実施。回答数は建築者1,884、検討者1,874。同調査の建築者とは、1年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)を建築(竣工ベース)した人。検討者とは、今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の建築を検討している人とする。

それによると、建築者(全国)の建築費用(土地代を除く)は平均2,879万円。2年連続増加傾向にあったが、今年は前年より23万円減少となった。建築者(首都圏)では、建築費用(土地代を除く)は平均3,065万円、前年より31万円増加となった。

建築者(全国)では「新規建築」の割合が87.5%、「建て替え」は11.8%。前年と比較し、大きな変化はみられなかった。建築者(首都圏)においては、「新規建築」の割合が84.4%で前年より4.6ポイント増加。一方、「建て替え」は15.2%と前年より4.2ポイント低下した。建築者(全国)のうち、「土地なし」の割合は71.5%と過去5年で最高。建築者(首都圏)においても、「土地なし」の割合は68.9%と、過去5年で最高となった。

検討者(全国/新規建築)についてみると、家づくりを考えたきっかけ1位は「いつかは一戸建てに住みたいと思っていた」で24.2%。2017年以降減少傾向にある。検討者(首都圏/新規建築)では、「いつかは一戸建てに住みたいと思っていた」が21.3%で1位に返り咲いた。

検討者(全国・首都圏)のエリア選びの重視点(複数回答)は、「治安が良い」が最も高く52.9%。「小学校との距離」(37.4%)、「閑静な住宅地である」(31.9%)、「商業施設などが近い」(28.7%)と続いた。

ニュース情報元:(株)リクルート住まいカンパニー

引用元: suumo.jp/journal